ROE:26%の正体!カナミックの秘密
医療・介護分野で急成長するカナミックネットワーク。
この企業はなぜ急成長できたのか?
今回は、企業の稼ぐ力を表すROEを用いてカナミックの急成長の理由に迫りたいと思います。
テンバガー発掘に役立つ知識になるよう、記事を書きましたのでぜひ最後までお読みください!
カナミックネットワークとは
医療・介護・健康情報等を病院・介護・行政など様々な機関と共有し、業務支援クラウドサービスを提供する企業です。
市場とのニーズがマッチしており、過去10年の業績は右肩上がりです。稼ぐ力を示すROEは10%以上あれば優秀とされる中、カナミックの直近ROEは26%と、驚異の稼ぐ力を発揮しています。
カナミックの企業について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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さて、カナミックの過去ROEを調べると25%以上を維持しているのがわかります。
これほど高いROEが維持できる理由は何か、ROEを売上高利益率・総資産回転率・財務レバレッジに分解し、デュポン分析を用いてカナミックの強みを探っていきます。
ROE・デュポン分析について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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カナミックネットワークのROE分析
ROEの構成要素である売上高利益率・総資産回転率・財務レバレッジの過去5年平均値は以下の通りです。
- 売上高営業利益率: 35%
- 総資産回転率: 0.65回
- 財務レバレッジ: 1.64倍(自己資本比率: 59.8%)
カナミックの売上高利益率は非常に高く、総資産回転率・財務レバレッジは平均的な値です。
これから分かるのは、カナミックの驚異的な稼ぐ力の源泉が非常に高い売上高利益率であることです。
カナミックネットワークの強みの正体
カナミックの営業利益率が高い理由は何でしょうか?
それはカナミックの提供するサービスとその提供方法にあります。
カナミックは特許を持つ地域包括ケア情報共有システムを開発し、自治体や介護事業者に販売しています。利用料は月額制です。
カナミックのビジネスモデルはストックビジネスで、導入者が増えるほど利益が拡大する構造になっています。
特筆すべきは、カナミックが主に政府機関や自治体に販売し、その地域の介護事業者を取り込む販売戦略をとっていることです。
自治体が導入することで、その下に属する介護事業所も同様のシステムを導入する状況を作り上げています。
結果として、介護事業所を一つ一つ訪れる必要なく、自動的に売上が上がる仕組みとなっています。
これがカナミックの売上高利益率が高い理由です。
結論
カナミックの強みは、医療・介護システムの提供を行うストックビジネスにあります。
自治体など重要機関への導入を促進することで、自然と介護事業所にも導入が広がり、売上が上がる仕組みになっています。
今回、カナミックネットワークのROEデュポン分析を行い、カナミックの強みを探りました。
ROEが非常に高い企業をデュポン分析することで、企業の実態がより鮮明に見えます。
少しでも企業分析の参考になれば嬉しいです。
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