企業分析
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企業分析:日産自動車(7201)の強み・弱み

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「日産自動車の前会長、カルロス・ゴーンによる業績悪化からのV字回復が果たして利益をもたらすのか?」

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーンが逮捕され国外逃亡してから5年。利益を得ることができるのであれば、その恩恵を受けたいところです。

当時、株価は1200円から一時的に最低400円台まで、約1/3の価格に下落しました。ゴーンが在籍していた頃の日産に何が起こっていたのか、ゴーンが去った今、日産は何をしているのか、それが業績回復・株価回復につながるのかを検討します。

今回の記事では、日産の失墜からの復活が利益をもたらすかどうかを考察します。

ぜひ最後までご覧ください!

日産の黒歴史

まず日産はどういう歴史が辿った企業なのかお話します。

日産は1999年に経営危機に陥り、仏ルノーの傘下に入りました。
その際、経営を立て直すためにルノーから派遣されたのが当時、ルノー副社長だったゴーンです。
ゴーンは就任と同時に徹底的なコスト削減を行い、業績を回復させました。

世間からはカリスマ経営者として称賛されました。しかし、ゴーンが行ったことは、経営者としての教科書的な手法に過ぎませんでした。
→逃亡から1年半 カルロス・ゴーンは日産の救世主だったのか? それとも疫病神だったのか??

ゴーンは無理難題の過大な目標を掲げ、目標達成のために無理やり工場を多数建設し、ディーラーでの販売奨励金を承認し、車を安値で販売しました。
安値での販売は短期的に売上を伸ばす手段かもしれませんが、長期的にはブランド価値の低下を引き起こし、安値でなければ車が売れない状況を作り出しました。

2018年にゴーンが逮捕されてから株価は下落し、2020年3月期には最終赤字6700億円を記録は、ゴーン体制下での無理な目標設定の結果と言われています。

ゴーンの就任により経営状態は改善され、当時はカリスマ経営者としてもてはやされました。しかし実際には、日産自動車のブランド価値の低下を引き起こす悲惨な事業内容でした。

日産のV字回復はあるのか?

ゴーンにより日産がブランド価値の低下と多額の赤字を抱えた後、そこからの復活が期待できるかを考えます。

結論から言えば、赤字からの業績回復はあり得るものの、V字回復は期待しにくいと言えます。
というのも、2023年3月期の決算では増収増益となっています。
これはゴーン失脚後の改革が着実に進み、その成果が表れていると言えるでしょう。

日産自動車は2020年5月に、収益性を重視しながらコストを最適化することで、持続的な成長と安定的な収益の確保を目指す4カ年計画を発表しました。

本計画には不採算事業や余剰設備の整理、事業の構造改革が含まれています。併せて、「選択と集中」によるしっかりとしたマネジメントのもと、投資を行い、確実なリカバリーと着実な成長をし2022年黒字化をしています。

しかし、赤字から黒字への転換は果たしているものの、コアマーケットである中国市場での販売台数は約25%減少し、市場占有率も4%低下しており、中国市場での売上が鈍化しています。

半導体不足や、今後の電気自動車(EV)市場の動向など、不透明な要素も多く残っています。継続した増収増益が達成できるかどうかには不安が残ります。

日産の強み

日産は、電気自動車の分野で日本を代表する「リーフ」をはじめとする車種を販売しており、この分野での技術と安全性能は高いと評価されています。

2023年までに8車種以上の電気自動車を投入する計画を持ち、アライアンスと共にさらなる技術開発を進めています。
これにより、ゴーンによって低下したブランド力が回復し、日産にとって追い風となる可能性があります。
また、ルノーと三菱自動車とのアライアンスを結び、2023年にはルノーと対等な関係になりました。
このアライアンスを通じて、「Aliance 2030」プロジェクトを発表し、今後5年間で3700億円を投じ、プラットフォームの共有化率と自動車技術力の向上を目指しています。

日産の弱み

日産の大きな弱みは、市場や景気の変動に大きく影響を受けることです。
2021年の世界的な半導体不足の影響で日産も減益となりました。
また、自動車環境問題に関連した各国の政策や規制により、一気に業績が変動する可能性もあります。
こうした市場や景気の影響を受けやすい点が日産の弱みと言えます。

業績改善に伴う利益はありそう。その後は?

日産は事業規模の拡大から脱し、収益性を重視したコスト最適化による業務改革を進めており、少しずつ成果が見えています。
市場の影響を受けて計画通りに業績が進まない可能性もありますが、日産が現在取り組んでいること自体は間違っていないと考えられます。
計画通りに進まなくても、ある程度の業績改善は見込めると思われます。

現在、日産のPERは5.9倍(2023年11月現在)です。

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他の競合他社と比べると割安な株価と言えます。
業績改善に伴うEPSの上昇が進めば、市場からの信用も回復し、PERの上昇と共に株価の上昇が期待できます。
そう考えると、日産は投資を検討する価値のある面白い企業だと言えます。

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