企業分析:GENDA(9166)の強み・弱み
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当ブログは隠れた価値ある企業を探すブログです。
今回、アミューズメント施設を運営するエンターテイメント企業「GENDA」ををご紹介します。
この記事では、「GENDA」の企業概要とその隠れた強み、さらにリスクや弱点も分析し、この会社が大きく成長する可能性がある企業か考えてみます!
ぜひ最後までお読みください!
GENDAはどのような企業なのか?
GENDAは、2018年の創業以来アミューズメント業界で急成長を遂げ、2021年に上場を果たした新規上場企業です!
主事業はゲームセンター運営であり、オンラインクレーンゲーム、アミューズメントマシンレンタル、セールスプロモーションとゲームセンター運営に関することしています。
GENDAのおもしろいところはM&Aを通じた事業拡大を戦略にしていることです。
2020年セガからゲームセンター事業を買収したのを皮切りに、次々と経営に苦しむゲームセンターを買収し事業拡大を行いました。
結果、この戦略によりGENDAの企業成長スピードの勢いは凄まじく、4年でEPSが42倍もの成長を達成しました。
GENDAの戦略は、すでにアミューズメント機器を備えたゲームセンターを買収することにより、初期投資を抑えつつ、自社の専門知識を活用して運営効率を高め、収益を増やすことにあります。
この方法を効果的に行えれば、銀行からの資金調達が可能となり、継続的な買収を通じて企業成長を図れます。
GENDAの経営方針
GENDAは『世界中の人々の人生をより楽しく』というビジョンのもとに、2040年世界一のエンタメ企業を目指しています。
その成長戦略は、国内外の事業拡大と効率的なM&Aに重点を置いています。
国内では、既存企業の買収と統合を通じて売上と効率を高め、国外では、ラウンドワンと合同で設立をしたKiddletonを中心に拡大しています。
特に、M&Aを活用し、例えばVR企業であるダイナモアミューズメントの買収でエンターテイメント事業を強化しました。
このようにGENDAは事業の買収を繰り返し事業成長を図ろうとしています。
実際に、売上高・EPSの成長は5年で売上高は115倍、EPSは42倍に成長しました。
GENDAの企業の強み
ゲームセンター市場の変革
GENDAは、M&Aを積極的に行い、分断されたゲームセンター業界で市場シェアを拡大しています。
この業界は多数の企業が存在しトップ10社でも市場の半分を占めていないため、市場再編の余地が大きいです。
特に、経営難の企業を対象に、プライズゲーム(クレーンゲーム)などへの投資と運営ノウハウを提供し、売上と利益を向上させています。
この戦略によりゲームセンター業界が上位数社に集約されるまでは、GENDAの顕著な成長を期待できます。
VRゲームによる急成長の可能性
GENDAはVRゲームの導入により、新しい顧客層を獲得し売上を増加させる可能性を持っています。
従来のアーケードゲームやプライズゲームに加え、VRゲームを提供することで、ゲームセンター体験を一新しようとしています。
2023年9月にVRゲームのリーディングカンパニー、ダイナモアミューズメントを子会社化したことで、GENDAは独自のVRコンテンツを制作し、提供する能力を得ました。
この動きがゲームセンター業界に新たな息吹をもたらし、新規顧客の獲得と売上向上に寄与すると期待されています。
アニメとプライズゲームのシナジー
GENDAの主要な収益源は、約250店舗のアミューズメント施設運営で、特にプライズゲームが中心です。
このゲームの魅力は、アニメグッズを景品として提供することにあります。
アニメファンはこれらのグッズを求めてゲームセンターを訪れ、その結果、売上が増加します。
さらに、動画配信サービスの普及に伴いアニメの国際的人気が高まっており、これがプライズゲームの需要を国内外で増やすと考えられます。
アニメの人気が続く限り、プライズゲームを通じた売上の維持と拡大が期待できます。
GENDAの弱み
積極的なM&Aによるリスク
GENDAは今までに多数のM&Aを実施しており、この後も自社成長のために積極的なM&Aを実行を予定しています。
今はM&Aで順調な企業成長を見せていますが、M&Aによるリスクは念頭に入れておかないといけません。
一般的にM&Aは企業文化の衝突、経営統合するプロセスが難しかったりし、予想外のコストや負債が生じる可能性があります。
今後、GENDAの財務状況が健全な状態を保ちM&Aを実行できているかの把握に加え、M&A活動に関するリスク管理ができているかを見ていかないといけません。
上場したばかりで実績が乏しい
GENDAは2021年に株式上場を果たしました。
GENDAは上場したての新規上場企業であり、そのような企業への投資は一般企業への投資よりリスクが高くなります。
具体的には、経営陣の経営不足があります。GENDAの社長はゴールドマン・サックス出身、その他の経営幹部も世界有数の企業出身であるため、とりわけ不安に思う必要はありません。
まだ企業の実績も少なく、今後の経営が安定して続くか、経過を見てからの投資でもいいかもしれません。
アニメ市場に依存
GENDAの主な事業がアミューズメント施設運営であり、プライズゲームから収益を得ています。
今まだアニメ市場は拡大し需要拡大に伴う売上利益増大に期待を持てますが、アニメ市場への依存度が増すことでアニメ市場の変動やアニメコンテンツの人気に売上利益が影響を受けるかもしれません。
今すぐに心配する必要はありませんが、アニメ、プライズゲームに依存しない手段を作れるかは、将来的に大切なポイントになるかもしれません。
【結論】伸び代は大きい。けど実績がない。
GENDAはゲームセンターを運営するアミューズメント企業になります。
ゲームセンター市場の再編、アニメやVRゲームとの親和性から成長潜在力が高く、今後の企業成長に期待が持てます。
個人的にはほしいと思える企業でしたが、新規上場企業としての実績が少ななかったので、企業成長に期待だけを理由に株の保有はできませんでした。
しかもGENDAの成長の伸び代、今後の期待度の高さから市場から割高に評価され、2023年12月現在PER:20倍と割高な株価になっています。
東証グロース市場で株価値動きが多いと考えられますし、その状況下でGENDAの株ho保有はリスクが高いと考えてしまいました。
ぜひ、興味を持たれた方はGENDAを調べてみてください!
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