企業分析:久世(2708)の強み・弱み
安定して資産を増やすには『これだ!』と思える企業を探し出すしかない!
当ブログは隠れた価値ある企業を探すブログです。
今回、野菜や花の種子の開発、生産・販売を行う「サカタのタネ」ををご紹介します。
この記事では、「サカタのタネ」の企業概要とその隠れた強み、さらにリスクや弱点も分析し、この会社が大きく成長する可能性がある企業か考えてみます!
ぜひ最後までお読みください!
久世はどのような企業なのか?
久世は、1934年に創業した日本の企業で、主に外食・中食産業向けの食品卸売業を展開し首都圏を中心に関東・中部・関西地区に業務用食材および資材を販売しています。
久世は、自社を「頼れる食のパートナー」として位置づけ、顧客のニーズに応じた多様な食材を確実かつ迅速に提供する食品卸売だけでなく、新しいメニューや商品の開発、店舗運営や経営に関するサポートも行っています。
2022年3月期には12億円の赤字を記録しましたが、2024年3月期の通期の連結経常損益は13.8億円の黒字が予想され、増収増益を達成しています。
久世の経営方針
元々、営業利益率2%と自己資本率30%を目標としていましたが、コロナ禍の影響で財務状況が悪化しました。
そのため、営業利益の獲得を最優先目標とし、物流費の削減、損益分岐点の低減、そして国分グループからの資金調達により業績回復を図っています。
2023年3月期からは3カ年計画で事業基盤の再構築を開始しました。
経営資源を関東地方に集中投資し、物流・情報システムの強化、高付加価値の顧客提供という3つの基本戦略を採用し、人材育成、物流インフラ、情報システムへの積極的な投資を進めています。
さらに、EC事業推進、デジタル変革(DX)推進、商品開発、海外事業拡大、グループシナジーの活用など多角的な取り組みを計画しています。
久世の強み
久世は食品産業に関連するサービスを一手に担っています。
グループ会社には食材の仕入れ販売企業、食品製造企業があり、サプライチェーン全体を一社でカバーしています。
これにより、外食産業の顧客向けに特化した商品開発や流通、外食店舗のトータルコンサルティングが可能です。
生鮮食品から加工食品、冷凍食品まで、幅広い商品の開発・提供が可能で、顧客の細かなニーズに応えることができます。
また、創業から近く100年の歴史を持ち、蓄積されたノウハウを活用し、単に商品を提供するだけでなく、店舗運営や経営に関する総合的なサポートを提供しています。
久世の弱み
久世の自己資本比率は競合他社である大光・尾家産業と比較して低いです。
アフターコロナの影響で営業活動のキャッシュフローは大幅に改善し、現金の増加に成功しました。
しかし、コロナ禍による影響で国分グループから融資を受け、現在は銀行から30億円の追加融資を受ける準備をしていますが、コロナ同等の危機が再発すると財務状況が悪化する可能性があるため注意が必要です。
【結論】投資対象としての魅力を感じない
久世は外食・中食産業を中心に食品卸売業を行う企業で、コロナ禍による大きな影響を受けつつも業績回復を達成しました。
食のサプライチェーンを持っていることは大きな強みで、顧客に高付加価値の商品・サービスを提供する可能性があります。
ただ久世を調べてみて、久世が大きく成長する要因を見出すことができませんでした。
今後、アフターコロナのインバウンド需要増加により業績が安定・増加する可能性があるといえばありますが、成長要因がなく魅力を感じません。
正直「なんでこの企業を紹介するの?!」と思うほど、個人的にパッとしない企業でした。
ただ一方で、2023年12月現在のPER:6倍と非常に割安な状態です。
競合他社と比較しても割安な状態になっています。
あと2023年12月現在、直近の決算がよく株価は底だったときの2倍以上に上昇しました。
個人的な話ですが、実は株価上昇前から久世は気になっていたのですが、パッと四季報を読んだだけでスルーしてしまいました。
今回、久世を調べたきっかけは、久世の株価が急上昇したからです。
コロナ禍で低迷している時に同社を詳しく調べていたら、利益が得られたのかな思うと悔しいですね(笑)
ただ久世を調べてわかったのは、久世のように世情により業績低迷、市場から見放されたところに、大きな利益が転がっていることです。
こういう経験も学びですね。
少し賢くなりました!
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