企業分析:ブリジストン(5108)の強み・弱み
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当ブログは隠れた価値ある企業を探すブログです。
今回、タイヤ製造・販売に世界トップの実力を持つ「ブリジストン」をご紹介します。
この記事では、「ブリジストン」の企業概要とその隠れた強み、さらにリスクや弱点も分析し、この会社が大きく成長する可能性がある企業か考えてみます!
ぜひ最後までお読みください!
ブリヂストンとはどのような企業か?
ブリヂストンは、タイヤ製造・販売を主業とする世界最大級の企業です。
売上高の約80%は海外市場での売上で、世界シェア14.6%を占め、日本を代表するグローバル企業としての地位を確立しています。
製造業界の平均営業利益率が4%である中、ブリヂストンは約10%の高い利益率を実現しており、ROE(株主資本利益率)は10%と高い水準を保っています。
配当利回りが3%前後、配当性向は40%としており、長期的な投資先としても注目されています。
ブリヂストンの経営計画
ブリヂストンの2024-2026年の中期事業計画は、2030年を見据えた戦略の一環です。
この計画では、現在のタイヤ事業をさらに強化し、中国やインドなどの新興市場への展開を加速しています。
注目すべきは、プレミアムタイヤ事業やスペシャリティタイヤの製造・販売です。
これらは、独自の商品設計基盤技術「ENLITEN」を用いて、乗用車用タイヤだけでなく、鉱山用や航空機用タイヤなどへの応用を拡大し、市場シェアの獲得を目指しています。
ブリヂストンの強み
安定した持続成長への期待
タイヤは消耗品であり、交換が前提となるため、安定した需要が見込まれます。
主に自動車に使用される他、バス、トラック、重機など産業用車両にも広く利用されています。
新車購入はまれでも、タイヤの交換頻度は高く、ブリヂストンの高品質な製品は多くのユーザーから選ばれ続けています。
技術力と品質におけるリーダーシップ
ブリヂストンの製品は、高品質を追求したタイヤ「REGNO」や、燃費性能を追求した「ECOPIA」、スタットレスタイヤの「BLIZZAK」など、さまざまな用途に応じた高品質なタイヤを提供しています。
これらの製品は、静粛性、乗り心地、低燃費、安全性など、多角的な性能で評価されており、業界内での競合他社を凌駕する技術力を持っています。
ブリヂストンの弱点
為替リスクの影響
海外売上が全体の約3/4を占めるブリヂストンは、為替の変動による影響を大きく受けます。
直近の業績をみると、2022年12月期の営業利益は前年比800億円の増益になっています。
しかし利益内容をみると為替による利益が900億含まれており、事業による利益が大きくないのがわかります。
このように為替の影響による利益の増減が顕著で、特に円安時には業績が好調に見える傾向があります。
しかし、これは一時的な要因に過ぎず、為替リスクの管理が今後の課題となります。
成長性の限界
タイヤ市場の成長は自動車の普及に直結しており、先進国では市場の大幅な拡大が難しい現状があります。
ブリヂストンは新興国市場への拡大を図っていますが、自動車の普及率の伸び悩みが売上増加の限界につながり、成長性に影響を与えています。
結論
ブリヂストンは、世界トップレベルの技術力と品質を誇るタイヤメーカーです。
その強みを活かし、安定した実力を維持していますが、成長性の面ではいくつかの課題が見られます。
業績は緩やかに上昇していますが、成長率は5%にも満たず緩やかです。
またタイヤ市場の大幅な成長は期待しにくい状況です。
タイヤ市場の需要が自動車の普及に依存しているため、特に先進国においてはこれ以上の大きな成長は見込みにくいです。
私個人としては、ブリヂストンの安定した実力、配当の良さを魅力に感じる一方で、成長性については期待できものがなく、積極的な投資対象にはなりませんでした。
興味を持たれた方は、ぜひブリヂストンに関するさらなる調査を行い、総合的な投資判断を下してください。
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